長崎の夜景は、函館、神戸と共に『日本三大夜景』として知られています。また、2021年に開催された一般社団法人 夜景観光コンベンション・ビューロー主催の夜景サミットでは、モナコ、上海と共に『世界新三大夜景』に選ばれ、今や世界的にも有名です。
長崎の夜景で広く知られているのは、標高333mの『稲佐山』頂上の展望台から望む、360度のパノラマです。その絶景は、『1000万ドルの夜景』と言われるほどです。天候が良い日中には、雲仙・天草・五島列島まで見ることもでき、多くの観光客で賑わう人気のスポットです。
しかし、私がオススメしたいのは、その対岸に位置する『鍋冠山展望台』からの眺めです。稲佐山に比べると少し知名度が低いせいか混雑せず、ゆっくり夜景を楽しむことができます。また、稲佐山と違って屋外展望台ですので、ガラス面からの反射を気にせず夜景撮影を楽しむことができます。これは写真好きにとって嬉しいポイントだと思います。
2023年8月18日、鍋冠山公園 展望台から見られる長崎市の夜景を撮影してきました。本記事の内容は、撮影スポットのご説明、撮影時の記録のみです。観光情報はありませんのでご了承下さい。本記事が少しでも皆様のお役に立てば幸いでございます。
I shot night view photos of Nagasaki City from Nabekanmuri-yama Park Observation Deck, on 18th August 2023. This article is only about explanation of spot and and shooting report. Sorry, almost no tourist information is included.
アクセス Access
地名 Spot name | 鍋冠山公園 展望台 Nabekanmuri-yama Park Observation Deck |
所在地 Location | ・郵便番号 Post code : 850-0924 ・住所:長崎県長崎市出雲2-144-1 Address : 2-144-1 Izumo, Nagasaki City, Nagasaki Prefecture ・電話番号 Tel : 095-829-1184(長崎市地域整備2課) |
営業時間 Open hours | ・24時間撮影可能 24 hours shooting available. |
入場料 Entrance fee | なし No fee |
駐車場 Parking | あり (無料、3カ所計 約30台、8:00〜22:00) Free parking for about 30 cars. (8:00〜22:00) |
公式HP Official website | 長崎市公式観光サイト |
The above is the information at the time of writing the article.
Just in case, please check the latest information on the official website.
撮影記録 Photos and memo
撮った写真 Photos
・ 日時 Day:2023年8月18日 18th August 2023
・ 天候 Weather:曇り Cloudy
・焦点距離:47mm (構図より)
・絞り(f値):7.1 (全体にピントを合わせる為)
・シャッタースピード:5秒 (自動)
・ISO感度:100 (ノイズ抑制の為、最低値)
・Focal length:47mm (according to composition)
・Aperture value:7.1 (to focus on the whole)
・Shutter speed:5sec (Auto)
・ISO sensitivity value:100 (min values to reduce noise)
・焦点距離:69mm (構図より)
・絞り(f値):4.5 (シャッタースピードが1/4秒より遅くならない値)
・シャッタースピード:1/4秒 (手持ちでブレない値)
・ISO感度:3200 (ノイズ許容範囲内の最大値)
・Focal length:69mm (according to composition)
・Aperture value:4.5 (value that doesn’t make the shutter speed slower than 1/4 sec)
・Shutter speed:1/4sec (slow value without blur)
・ISO sensitivity value:3200 (max value within noise tolerance)
・焦点距離:58mm (構図より)
・絞り(f値):4.5 (シャッタースピードが1/8秒より遅くならない値)
・シャッタースピード:1/8秒 (手持ちでブレない値)
・ISO感度:3200 (ノイズ許容範囲内の最大値)
・Focal length:58mm (according to composition)
・Aperture value:4.5 (value that doesn’t make the shutter speed slower than 1/8 sec)
・Shutter speed:1/8sec (slow value without blur)
・ISO sensitivity value:3200 (max value within noise tolerance)
現地の様子 About spot
鍋冠山展望台にやってきました。所要時間はJR長崎駅から車で約25分ほどでした。
見て下さい。鉄筋コンクリートでできた、とてもしっかりした造りの展望台です。すぐ下に3か所の駐車場があり全部で約30台とめられます。ただこの日は、私以外の来訪者はほんの数組いらっしゃるだけでした。天候が悪かったせいかもしれません。
それでは早速のぼってみましょう。
上から見るとこんな感じです。2階建てになっており、1階には多目的トイレも完備されています。
西南西の眺めです。左端に女神大橋が見えます。夜はライトアップされます。中央から右に見えるのは、長崎鋼業や三菱重工の工場です。
北の眺めです。木々で隠れていますが、その先にはかの有名なグラバー園や大浦天主堂があります。
対岸に見えるのは、三菱重工 長崎造船所の立神工場です。これらの中には、ジャイアント・カンチレバークレーンと呼ばれる、『世界遺産・明治日本の産業革命遺産』を構成する23資産のひとつがあります。
何とも幸運なことに、この日の長崎港には豪華客船『ダイヤモンド•プリンセス』が停泊していました。港の建物と比較すると、その大きさがうかがえます。
さて、昼間の下見はこれくらいにします。
時は経過し、
夜になりますと…
こんな感じです。階段の明かりが灯りますので、夜間も安心です。展望台そのものが立派で絵になります…。
北西の眺めです。まるで宝石を散りばめたかのようです。左上の山頂に見えるのが、かの有名な稲佐山展望台の灯りです。
稲佐山は標高333m、
鍋冠山は標高169mで、
ここ鍋冠山は稲佐山の半分の位置にあるのですね。
この差が知名度の差になったのでしょうか…。
私はより街の灯りが近くに見える鍋冠山の方が好みですけどね。
こちら女神大橋です。ライトアップされると綺麗ですね。今回の旅でこの橋を渡る機会はありませんでした。
最後にもう一枚。本当は、RAW現像にて暗部を持ち上げ、彩度を上げてビビットに仕上げた方が良いのかもしれませんが、現実に近い一枚を掲載します。
注意事項 Notes
・他の方々の邪魔にならぬようご注意下さい。
・風で写真がブレぬようご注意下さい。
・機材を落下させぬようご注意下さい。
・車の場合は交通安全にご注意下さい。
・レンズ、センサーにゴミが付着していないかご確認下さい。
・RAWデータをとり忘れぬようご注意下さい。
・Be careful not to disturb another people.
・Be careful not to blur the photos by the wind.
・Be careful not to drop your equipments.
・If you go by car, pay attention to traffic safety.
・Check that there is no dust on the lens and sensor.
・Be careful not to forget to record RAW data.
感想 Impression
素晴らしい眺めでした。残念ながら、今回はあまり天候に恵まれませんでした。それでも異国情緒あふれる長崎の夜景を楽しむには申し分ないスポットで、雨に打たれながらシャッターを切り続け、時が経つのを忘れてしまうほどでした。是非一度、訪れてみて下さい。
It was a wonderful view. Unfortunately, it was raining this time. However, it was the perfect spot to enjoy the exotic night view of Nagasaki City, and even though I kept shooting the shutter in the rain, I lost track of time. Please visit there once.
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