焦点距離と画角について
- 広角レンズ(24mm〜35mm)
- 特徴:広範囲を写せるため、風景や街並みの撮影に最適。
- 効果:被写体が近いと遠近感が強調され、迫力ある写真になる。
- 注意点:近距離の人物は歪みやすく、顔が少し大きく見えることもある。
- 標準レンズ(50mm前後)
- 特徴:人の目に近い自然な画角で、違和感のない写り。
- 効果:スナップやポートレートに向き、背景とのバランスも取りやすい。
- 注意点:背景を大きく写したい場合は、被写体との距離に注意。
- 望遠レンズ(85mm〜200mm以上)
- 特徴:遠くの被写体を大きく写せ、背景を圧縮する効果がある。
- 効果:ポートレートで背景をぼかす、遠景を引き寄せて見せるなど。
- 注意点:手ブレが起きやすいため、三脚や手ブレ補正があると安心。

H.J.M
焦点距離の違いで同じ位置から撮っても、写る範囲や遠近感が大きく変わります。被写体の印象をどうしたいかでレンズを選ぶことが大切です。
被写界深度とボケについて
- 絞り(F値)での調整
- F値を小さくすると背景が大きくぼけ、主題が際立つ。
- F値を大きくすると前後の範囲にピントが合いやすく、風景全体をシャープに撮れる。
- 焦点距離との関係
- 望遠ほど浅い被写界深度になり、背景がよりぼけやすい。
- 広角ほど深く、背景までピントが合いやすい。
- 被写体との距離
- 近づくほど被写界深度が浅く、背景がぼける。
- 離れるほど全体にピントが合いやすくなる。

H.J.M
背景のボケは、写真の印象を大きく左右します。「主題を強調したいのか」「全体を写したいのか」に応じて、絞り・焦点距離・距離を組み合わせて調整するのがポイントです。
実践的な使い方
- 被写体を強調したい場合
望遠レンズ+開放F値で撮ると、背景が大きくぼけて主題が際立つ。 - 背景や空間の広がりを見せたい場合
広角レンズで絞って(高F値で)撮ることで、遠近感を強調しつつ全体にピントを合わせる。 - スマホとの違いを意識
スマホはセンサーが小さく、背景ぼけをコントロールしにくい。
一眼レフ・ミラーレス一眼は、焦点距離と絞りの組み合わせで自由にボケを演出できるのが強み。



このように、焦点距離・画角・被写界深度は相互に関係しています。初心者はまず、「何を主題にしたいか」「どのくらい背景を見せたいか」を意識して、レンズや絞りを選ぶ練習をすると理解が深まります
これで「カメラについて」は終わり、「撮影について」に入ります。次回は「被写界深度のコントロール」について解説します。
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