足助町の古い町並み

歴史建造物・古い町並み

豊田市の足助町は、紅葉の名所『香嵐渓 (こうらんけい)』があることで有名です。 見頃の11月下旬から12月上旬には約4,000本の紅葉が彩りを見せ、多くの観光客や写真愛好家で賑わいます。(2022年 67回 香嵐渓 もみじまつりは11月1〜30日に開催されます。 詳細はコチラをご参照下さい。)

ただ、足助町の魅力はこれだけではありません。かつて『足助宿』として栄えたこの町には、今でも宿場町を思わせる古い町並みが残っています。

今回は古い町並みにフォーカスを当て、撮影してきました。

I shot photos of Asuke old townscape in 24th September 2022.

アクセス Access

地名
Spot name
足助町(あすけちょう)の古い町並み
Asuke town
所在地
Location
・郵便番号 Post code:444-2424
・住所:愛知県豊田市足助町宮平34-1
 Address :
・電話番号 Tel:0565-62-1272 (木曜定休)
※上記は豊田足助観光協会について記載
アクセス
Access
・車の場合:
 ・東海環状自動車道 豊田勘八ICを下り、国道153号飯田方面へ13km
 ・猿投グリーンロード力石ICを下り、国道153号飯田方面へ9km
 ※香嵐渓周辺駐車場をご利用下さい
 Private car :
・公共交通機関の場合:
 ・地下鉄鶴舞線 豊田市行き 浄水駅下車、
  とよたおいでんバス さなげ足助線(百年草行)約60分
 ・名鉄三河線 豊田市駅下車、名鉄バス矢並線(足助行)約45分
 ・名鉄名古屋本線 東岡崎駅下車、名鉄バス岡崎・足助線(足助行)約70分
  Public transportation :
営業時間
Open hours
24時間撮影可能
24 hours shooting available
入場料
Entrance fee
なし
No fee
駐車場
Parking
あり
・香嵐渓駐車場(約670台)500円(11月は1台1,000円)
 Paid parking for 670 cars 500yen (November 1,000yen)
・その他、町内各地に駐車場あり。
 There are several other parkings in the town.
公式HP
Official HP
豊田足助観光協会
上記は記事作成時の情報です。念の為、公式HP等で最新情報をご確認下さい。
The above is the information at the time of writing the article.
Just in case, please check the latest information on the official website.
注意点 Reference

・紅葉シーズンは大変混雑します。
・名鉄バス 東岡崎行きは19時以降の便がありません。
・香嵐渓駐車場の駐車料金は通常500円/回ですが、
 紅葉シーズンの11月は1,000円/回になります。

撮影記録 Photos and memo

撮影日 Day:2022年9月24日 24th September 2022
天候 Weather:晴れ Sunny

NIKON Z6Ⅱ NIKKOR Z 14-30mm f4 S

足助川沿いに、歴史を感じさせる家々が立ち並んでおります。

NIKON Z6Ⅱ NIKKOR Z 14-30mm f4 S

岐阜県の郡上八幡に似た雰囲気ですね。

NIKON Z6Ⅱ NIKKOR Z 14-30mm f4 S

メインストリートです。

NIKON Z6Ⅱ NIKKOR Z 14-30mm f4 S

ガラス戸の向こうから、狛犬がじっとこちらを見つめていました。RAW現像にて暗部を少し持ち上げまして。

NIKON Z6Ⅱ NIKKOR Z 14-30mm f4 S

大きな犬の置き物が、窓から顔を出していました。一瞬、本物かと思い、ドキリとしてしまいました。構図は3分割構図にしました。犬の瞳にピントを合わせつつ、奥行き感を出す為、右上にメインストリートが収束するようにしました。明暗差の大きいシチュエーションでしたので、RAW現像にて左の暗部を持ち上げ、右の空のハイライトを下げました。

NIKON Z6Ⅱ NIKKOR Z 14-30mm f4 S

赤い鳥居と、アサヒビールの看板のある古い建物です。両者の密接具合と組み合わせがおもしろく、一枚撮りました。撮影にオススメな時間帯は、両者が山の影にならない、もう少し早い頃ですね。。。

NIKON Z6Ⅱ NIKKOR Z 14-30mm f4 S

お釜稲荷です。その名の通り、鳥居の隣に巨大なお釜があります。

ここには以下のような言い伝えがあるそうです。

700年昔、一升釜を下げた老人が現れて、百発百中の予言をなさいました。老人の元には、たくさん村人が教えを乞いにやってきました。老人は、一升釜でご飯を炊いては村人達に振る舞うのですが、ご飯は一向になくなりませんでした。不思議に思った村人が尋てみると、『我は、これより三十里離れた山奥に住む平八稲荷である』と言い残し、姿を消してしました。

それから数百年後、足助の領主・本多淡路守様の夢枕にお告げがあり、淡路守様はこのお釜を探し出して、陣屋の裏に祀られたということです。

NIKON Z6Ⅱ NIKKOR Z 14-30mm f4 S

なかなか日常で目にすることのない光景です。思わずシャッターを切ってしまいました。ここは何も考えず日の丸構図です。お釜の大きさ伝えたかったので、ついつい近寄りたくなってしまう気持ちを抑え、少し遠目から家屋と電信柱を入れて撮りました。

NIKON Z6Ⅱ NIKKOR Z 14-30mm f4 S

レトロな看板の並ぶ家屋。『菊石』は豊田の日本酒として有名ですね。『イチビキ』は愛知県豊川市にある醸造メーカーです。味噌・溜作りが起源なのだそうです。

NIKON Z6Ⅱ NIKKOR Z 14-30mm f4 S

いいですね。バクチク、ロケット(花火)、エンマクですよ。街中はではまず見ない単語です。子供の頃にタイムスリップしたような気持ちになります。

NIKON Z6Ⅱ NIKKOR Z 14-30mm f4 S

こちらも懐かしい看板ですね。今では、『TOSHIBA』表記しか見る機会がないのではないでしょうか。真正面から撮るというのは、意外に難しいことです。その場では、ファインダーで水準器を見つつ、どの線で並行を出すか意識して撮ったつもりでも、帰ってPCの大きな画面で見ると僅かなズレがとても気になるものです。

NIKON Z6Ⅱ NIKKOR Z 14-30mm f4 S

最近あまり見なくなってしまった、赤い丸型ポスト。全体の彩度は抑えつつ、赤の輝度を少しだけ上げ、強調しました。

NIKON Z6Ⅱ NIKKOR Z 14-30mm f4 S

マンリン書店。マンリン小路の入り口にある本屋さんです。元々、お店の屋号が屋(よろずや)で、当主が代々右衛門と名乗っていたのが、店名の由来だそうです。書籍、文具の販売だけでなく、ギャラリー、喫茶が併設されております。

マンリン書店

・住所:豊田市足助町新町2
・TEL:0565-62-0010
・定休日:木曜定休、水曜不定休
・公式HP:KURA No NAKA Gallery

NIKON Z6Ⅱ NIKKOR Z 14-30mm f4 S

左はメインストリート、右はマンリン小路です。マンリン書店はこの角地にあります。左の明と右の暗が対比になっていておもしろいなと思ったので、両者を広角で撮り込みました。

NIKON Z6Ⅱ NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S

足助町や宿場町、自然、町づくりに関する本が多く取り揃えられております。ライトの光を浴びる『足助の昔話』という本は、足助の認知度を向上する為、2006年にマンリン書店の店長が自費出版されたそうです。

NIKON Z6Ⅱ NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S

こちら有名なマンリン小路。町内でも最も美しいスポットと言われるそうです。SNSでもよく見かけますね。黒い板壁と白い漆喰(しっくい)の対比が素敵です。少し紅く染まる夕暮れ時がオススメです。

NIKON Z6Ⅱ NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S

こちらは有名なスポットというワケではありませんが、何とも味のある小路だなぁと思い、望遠で切り取りました。

NIKON Z6Ⅱ NIKKOR Z 14-30mm f4 S

レトロなポストと、優しそうな雰囲気のお薬屋さん。こちらの自動販売機はキャッシュレス対応などの進化をさせず、この先もずっとこのままの状態で保存していただきたいです。

NIKON Z6Ⅱ NIKKOR Z 14-30mm f4 S

何て素敵な歯医者さんなんでしょう。扉を開けて中に入るだけで、お口の中が健康に、爽快になりそうです。

NIKON Z6Ⅱ NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S

日が沈むのが早くなりましたね。

さて、足助町の撮影記録は以上でお終いです。

最後までお付き合いいただき、どうもありがとうございました。

注意事項 Notes

感想 Impression

今回は足助の古い町並みをご紹介しました。別の機会に、香嵐渓の紅葉をお届けしようと思います。冒頭でも述べましたが、2022年 第67回 香嵐渓もみじまつりは11月1〜30日に開催されます。

参考情報 Reference

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