【失敗談】 写真に黒い点?センサー汚れの原因・対策・修正方法まとめ

失敗談

はじめに


2023年12月のことです。

私は名古屋で夜景スポットとして知られる名港トリトンに来ていました。

年の瀬の寒風吹きすさぶ中、
私は日没前から三脚にカメラを据え、
日が沈み、あたりが真っ暗になるまで撮影を続けていました。

シャッターを切るたび、少しずつ変わっていく空の色。
橋の照明が灯り、行き交う船の光跡、
光に照らされる水面に息をのんだあの時。

「いいのが撮れたな」ホクホクした思いで、
意気揚々と帰路に着いたわけです。
(馬鹿ですね〜)

が、しかしですよ、
帰宅してLightroomを開いて――絶望しました
この日撮ったすべての写真に、小さな黒い点が写り込んでいたのです。

何かの写り込みかと思いましたが、
調べてみるとセンサーに付着したホコリが原因でした。

寒さに耐えながら撮った数十枚の写真が、
すべて台無しになっていました。

泣く泣く翌日、
もう一度同じ場所へ撮影行ったのでした。

この失敗がきっかけで、
私は「センサー汚れ」に神経質なまでに
気をつけるようになりました。

同じような失敗をする方が少しでも減るように――
今回は、センサー汚れの原因・見分け方・予防法・対処法
そして汚れてしまった写真の修正方法をご説明します。

写真に黒い影…

私以外にも経験のある方いらっしゃるのではないでしょうか。
その中でも特にショックなのが、「あとから写真を見返して気づく黒い点や線状の影」です。

下の写真をご覧ください。
いたるところに黒い点があるのがお分かりでしょうか。

分かりやすく○で囲いますね。

目立つものだけでもこれだけあります。

その場で気づけばまだよいのですが。

撮っている時に気づかず、帰ってパソコンでじっくり見てびっくり。
空のいたるところに小さな黒い影

悲劇はこれで終わりません。

「あれ?」と思って他の写真を見てみると、その位置にずっと同じ影が…。
さらに見ていくと、
あれもこれも…どれもそれも…

その日撮った写真すべてに写り込んでいる
なんて可能性もあります。

こうなると、大切な記録や思い出が台無しになってしまいます。

原因は、カメラの「センサー汚れ」である可能性が高いです。

黒い点・影の主な原因とは?

センサー汚れ以外にも、似たような症状を引き起こす原因はいくつかあります。

主な要因

  • レンズの汚れ
  • レンズフィルターの汚れ
  • センサーの汚れ(最も多い要因)
  • センサーの画素欠損(ごくまれ)

原因の見分け方

  • レンズを交換しても影が消えない
     → センサー汚れか画素欠損の可能性が高い
  • ズームしても影の位置が変わらない
     → 同上。ズームしても場所が動かない影はセンサー側の影響です。
  • ズームで影が動く、または消える
     → レンズやフィルターの汚れが原因かもしれません。

センサー汚れが目立つ時

実はセンサーが汚れていても、
絞り開放(F2.8以下など)で撮っている時は目立ちません。
黒い影がはっきりと現れるのは、以下のような場面です。

  • F8以上など、絞って撮った時
  • 均一な背景(空や壁など)を撮った時
  • 長時間露光で撮った時

3ステップの対策

センサー汚れの対策は、次の3ステップで考えましょう。

「 ① まず発生させない 」

「 ② 撮影中に気づいた時の対処  … ( ①を施したつもりが不十分だった場合 )

「 ③ それでも帰宅後に気づいた時の対処 」  …  ( ①②を施したつもりが不十分だった場合 )

① まず発生させない

センサーにホコリを入れないよう、レンズ交換時の工夫が重要です。

  • 屋外でのレンズ交換を避ける
  • 屋内の、なるべく清潔な場所でレンズ交換する (チリや埃の少ないところ)
  • レンズ交換は手早く、丁寧にする
  • レンズ交換時、カメラを下向きにする(ホコリが入りにくくなります)
  • レンズマウント付近をブロアーで吹いてから装着
  • もし新たに機材を買うなら:
     → 一眼レフは、センサーの手前にミラーがあるので、構造上センサーが汚れにくい
     → ミラーレスなら、センサーシールド付きの機種がおすすめ

② 撮影中に気づいた時の対処

撮影中に「黒い点」に気づいた場合の応急処置です。

  • ブロアーでセンサー周りを軽く吹く(絶対に触らないこと!)
  • 改善しない場合は、撮影を一時中断し、専門の業者にセンサークリーニングを依頼する

 ※センサークリーニングは基本的に自分ではやらないこと
  → センサーは非常に繊細です。専門の業者に依頼することをお勧めします。
  → カメラのキタムラや、三星カメラなどで対応していただけます。
    料金は2,000〜4,000円ほどです。

③ 帰宅後に気づいた時の対処

一番ショックなのが、家に帰ってから写真を確認して気づくケース。
この場合は以下のような方法があります。

写真そのものへの対応

  • ②でカメラを清掃後、撮り直しできるなら再撮影する
  • 汚れの写っていない部分だけトリミング(ただし画角や構図に制限あり)
  • Photoshopなどで黒い影を除去する(以下で簡単に説明します)

写真の救済処置 (Photoshop編)

① Adobe Photoshopを立ち上げ、対象の写真を読み込みます。
② なげなわツールで、黒い点(汚れの箇所)を囲みます。
③ その状態で右クリックし、コマンドの中から
 「コンテンツに応じた塗りつぶし」をクリックします。
  これで黒い点は消えるはずです。
④ 他の箇所においても、②③を行う。
⑤ 処置が終わったら、画面左上の「ファイル」の中にある「保存」をクリックする。

以上で完了です。

修正前
修正後

※空や壁のような単調な背景なら比較的簡単に修正できますが、細かな模様や人物の上など場合は難易度が上がります。

自分で修正できない場合

「Photoshopを使ったことがない…」
「修正の仕方がよく分からないし、時間もない…」
「時間がないけど、何とかしてほしい!」

そんな方のために、私は写真の修正サービスをしています。
ご希望の方は、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談下さい。
大切な思い出の一枚を、できる限り丁寧に修復致します。

まとめ

センサー汚れは、撮影時にはなかなか気づきにくく、
あとから見返してガッカリするケースが多いです。

しかし、レンズ交換を然るべき環境下で丁寧にするだけでも、かなりの予防になります。

もし汚れが写ってしまった場合も、あわてずに適切な対処を行えば、写真を救える可能性があります。

私の苦い経験が、皆様の大切な記録や思い出を守るきっかけになると嬉しいです。

コメント