池田山 頂上 展望台|思い悩んだ時に、やって来る場所

マインド

はじめに

誰にでも、心がくたびれてしまう時があるのではないでしょうか。

うまく笑えないとき。
落ち込むとき。
自己嫌悪に陥ってしまうとき。

日々の忙しさに押し流され、
自分の輪郭がぼやけていくようなとき。

私はそんな時、衝動的に行きたいと思うトコロがあります。
その場所は、私にとって、心の平穏を取り戻すための「静かな帰る場所」なのです。

今日は、そんな私自身のことを、写真とともに書き綴ってみました。

池田山 頂上 展望台の魅力

なぜか気持ちが安らぐ場所

人生につまずいたとき。

人はそれぞれ、ふと出かけたくなるトコロがあるのではないでしょうか。

たとえば、幼い頃に遊んだ公園や、通い慣れたカフェ。
あるいは、遠くの海や、街のはずれの小さな神社。
誰にも会わずに済む場所かもしれないし、
誰かのぬくもりを感じられる場所かもしれません。

たとえそこに行ったからといって、
何かが解決するわけではありません。
悩みごとが消え去るわけではありません。
取り巻く環境が劇的に良くなるわけではありません。

けれど、ほんの少しだけでも、自分を取り戻せる気がする——。
そんな場所の存在が、人生の支えになることあります。
少なくとも私の場合は。

人生の迷子になった時、行きたくなる場所

私にとってのそれは、
岐阜県揖斐郡にある池田山の山頂近く、
グライダーの発進基地として知られている場所です。
(私自身が、グライダーをやるわけではありません)

山頂からは、広大な濃尾平野が一望することができます。
朝霧に煙る町並み、夕陽に染まる田畑の広がり、夜には星と街灯りが溶け合う絶景。
少し大袈裟な表現かもしれませんが、
その雄大な景色の中には、これまでの私の記憶が重なり合っているのです。

幼い頃に暮らした町、
学生時代に友人と語り合った風景。
独身の頃、妻と何度も訪れたドライブコース。
娘がまだ幼かった頃、手を引いて歩いた小道。
そして、今暮らしている街も、小さく静かにそこにあります。

過去と現在とが、ひとつの風景の中に折り重なっていて、
「これまでの自分の軌跡がここにある」と、思える場所なのです。

道中では、鹿や狸、猪に出会うこともあります。
草の香り、鳥のさえずり、ひんやりとした風——。

そのすべてが、都会のざわめきで鈍くなった私の感覚に、
そっと染みわたってきます。
五感が静かに目覚めていくような感覚。
そして、心の奥に溜まっていたものが、
少しずつ浄化されていくように感じられるのです。

私にとっての「心のよりどころ」

この場所に来ると、
日常では感じにくくなった自分の「変化」に、
そっと触れることができます。

私たちは、日々の中でたくさんのことをこなしています。
ただ処理するように過ぎていく毎日に、
何かを築いているという実感を得られないこともあります。

でもここにやってきて、過去の風景を思い起こすと、
かつての自分が抱えていた気持ちや、迷いながら出した決断、
忘れていたはずの喜びや悲しみが、ゆっくりと輪郭を取り戻していくのです。

「こんなふうに悩んでいたな」
「ここで勇気を出したな」
「もう乗り越えたんだな」
思い出とともに、自分の歩んできた道がたしかに見えてくる。
そして、ふと気づくのです。
たとえ目に見える成果がなくても、私は少しずつ前に進んできたのだ、と。

その実感は、何よりの救いになります。
大丈夫。今日もまた、歩いていける。
そんな小さな小さな確信を、私はこの場所で取り戻すのです。

昨日、久々にこの場所へ

昨日もまた、ふと思い立って久々にここにやってきました。
特に理由があったわけではありません。
心のどこかが、この場所を求めていたのだと思います。

風は涼しく、木々の香りが鼻をかすめます。
広がる景色に、言葉では言い表せない感情が浮かび、そしてすっと消えていく。
ただそこに立っているだけなのに、不思議と少しだけ元気になれる。
「大丈夫、またやっていける」
そんな声が、風の音にまぎれて聴こえたような気がしました。

おわりに

この文章を読んでくださった方にも、
もしまだ見つけていないのなら——
ご自身の「心の帰る場所」を探すことをおススメします。
心が疲れたとき、そっと立ち寄って、何もせずにただ呼吸を整えるだけでいいのです。

そんな場所があるだけで、人生はきっと、少しだけ生きやすくなるはずです。

最後に、この池田山でこれまで撮ってきた写真を添え、
今日の記録を終えたいと思います。

明日からまた、ゆっくりと、自分の歩幅で歩いていきます。

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参考

アクセス・ルート情報については、Googleマップをご参照下さい。

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