はじめに
写真もカメラも、本当に楽しいものです。
シャッターを切るたびに、その瞬間の空気や感情が一枚の写真に封じ込められる──まるで魔法のような趣味ではありませんか。
しかし、そこにはその魔法を一瞬で吹き飛ばしてしまう「トラップ」が、たくさん潜んでいます。そして何故か、慣れてくればくるほど、その「トラップ」にハマっりやすくなってしまう、この不思議。
私自身、これまでにたくさんの失敗を経験してきました。そこで今回は、私の実体験をまとめて書き綴ってみました。失笑していただいても、爆笑していただいても構いませんので、皆さまの失敗予防につながれば幸いです。
RAWデータのとり忘れ
失敗の内容
何時間も、場合によっては何日もかけて撮った写真データを、帰宅後PCで開いて驚愕の事実に気づくのです。なんとあるのはJPEGデータのみ、RAWデータをとり忘れていたのです。皆さまはそんな経験ありませんでしょうか。私は過去、2回やらかしたことがあります。どうしたかといいますと、いずれも別日に撮り直しに行きました。現像において、どうしてもJPEGはRAWほどの自由度がありません。せっかく出会った素敵なシーンも、思い通りには仕上げられないのです。
原因の深掘り
- 前回の撮影で、データ容量節約の為、JPEGのみの設定にしていた。
- 当日の撮影で、JPEGのみの設定になっていることを忘れており、そのまま撮影。
- 一台のカメラを「普段使い」と「撮影目的」で共用しており、
「普段使い」ではデータ容量節約の為「JPEGのみ」、
撮影目的では「RAW+JPEG」の設定にしていた。
→潜在的にRAWデータとり忘れのリスクがあった。
対策案
- 「撮影目的」用のチェックリストに作成、本項を折り込み、出発前に必ずチェックする。
- 複数台のカメラを持ち、「普段使い」と「撮影目的」で、使うカメラを分ける。
事情により「撮影目的」用のカメラを「普段使い」で使用するケースもありうるが、
データは常に「RAW+JPEG」のまま、絶対に設定変更しない。
RAWデータをとり忘れた時に限って、なぜか絶好の機会だったりします。いつも以上に夕空が焼けていたり、いつも以上に星が見えたり、雲海を見られたり、レアな野生動物に出会ったり…。皆様、私のようにならぬよう、気をつけて下さい。
センサーにゴミが付いてしまうこと
失敗の内容
青空や壁のような均一な背景を撮影した際、写真の中に黒い点や線状の影が浮かび上がることがあります。これはセンサーに付着したゴミが原因で、特に絞りをしっかり絞ったときに目立ちます。Photoshopで修正可能ですが、数が多いとかなりの手間になりますし、背景のごちゃごちゃしたところだと、修正にも限界があります。
原因の深掘り
- センサーにゴミや埃が付着していた。
- レンズ交換時にゴミや埃が流入した可能性。
- ゴミや埃の舞いやすい環境下(屋外など)でレンズ交換した。
対策案
- 発生防止:センサーへのゴミや埃の付着を防ぐ為、なるべく屋外でレンズ交換をしない。
- 発生防止:レンズ交換は素早く行い、ブロアーでセンサー周りを吹く。
- 被害の最小化:最初の1枚を撮った後に、一度写真全体を確認し、
ゴミや埃の付着による影が見えないか確認。
問題あれば処置要、なければ撮影を続行。 - センサー汚れへの処置:ブロアーでセンサーを吹き、
取れなければ、クリーニングを専門の業者に依頼する。 - 発生してしまった写真への処置:Photoshopで除去作業を行う。
被害があっても最小限にとどめる為、1枚目を撮った後の確認をサボってはいけません。こういった現象は、なぜかサボった時に限って発生するものです…。
センサー汚れについては、こちらの記事でより詳しくご説明しております。是非チェックしてみて下さいね。
フィルターの付け忘れ・間違い
失敗の内容
- 特殊効果用のフィルター(ブラックミストなど)を、
不要なシーンでつけっぱなしにしてしまい、
意図しない写真に仕上がってしまう。(全体がもやっとするなど) - NDフィルターを外し忘れてシャッタースピードが極端に遅くなり、ブレた写真を量産してしまう。
- 逆に、必要な時にフィルターを付け忘れて、滝や水の流れが止まって見える。
原因の深掘り
- レンズ交換などで慌ただしく、フィルターの装着確認を飛ばしてしまう。
- フィルターの管理場所が決まっていないため、どれがどれだか分からなくなってしまう。
- 前日の撮影で使ったまま外さずに、そのまま持ち出してしまう。
対策案
- いずれも「チェックリスト」に折り込み、出発前に必ずチェックする。
- レンズとフィルターの保管場所をひとところに決め、管理する。
- 特殊効果用のフィルターは、使用後すぐに外して元に戻す。
パッと見ただけでは、プロテクトフィルターなのか、特殊効果用のフィルターなのか、見分けがつかないのも原因のひとつなんですよね…かといって、薄いので識別用ラベルを貼るほどのスペースもありませんし…。
その他、ありがちなうっかりミスとその対策
失敗の内容
- バッテリーを入れ忘れて撮影できない。
- バッテリーの充電を忘れて途中で電池切れ。
- 予備バッテリーを忘れたり、違う機種のバッテリーを持ってきた。
- 充電器を忘れて充電できない。 (泊まりの旅行などで)
- 記録メディアを入れ忘れて、撮影データを保存できない。
- バッテリー、記録メディアの呼びを忘れたてきた。
- 三脚を持っていくのを忘れて、長時間露光ができない。
- 三脚は持ってきたが、三脚のプレートを忘れてきた。
- 静かな場所で撮るのにサイレントモードに切り替え忘れ。
(静寂な会場に、高らかなシャッター音が響き渡り、一同の注目を集めてしまう) - 似たレンズを間違えて持ってきてしまった。
(シグマのiシリーズや、富士フイルムのコンパクトプライムシリーズなど)
共通する原因の深掘り
- 出発前に必要な持ち物の確認をしていない。
or しているが抜け漏れがある。 - 類似品の識別ミスのリスクがそのままにされている。
- 物が整理性とされていない。
合わせてできる対策案
- いずれも「チェックリスト」に折り込み、出発前に必ずチェックする。
- レンズにはラベルを貼り、識別しやすくする。
- ひとところに場所を決め、保管する。
人は必ず失敗するもの。失敗することを是として、普段から対策を施さないといけませんね。猛省!
おわりに
撮影時のうっかりミスは、経験を積んでも意外と避けられないものかもしれません。
もしよければ、チェックリストを作ったり、習慣化したりすることでミスが減るかもしれませんね。
私の失敗談を爆笑しながら読んでいただき、皆さまの注意喚起の一助になれば幸いです。
これからも気軽にシャッターを切って、楽しい写真ライフをお過ごしください。

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