はじめに
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M型ライカはあまりに崇高で、
どんなにほしいと叫んだところで遠い遠い存在であることには変わりありません。
そのあまりの遠さ故、
今々の心の隙間を埋めるべくニコンZfを買ってみました。
ZfはZfでとても素晴らしく私の心を満たしてくれます。
されど、これによってまたM型ライカは遠のいてしまいました。
という筆者の思いを如実に表す。
はかなくも切ない一句ですね。
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はい、赤バッジ「持たざる者」である私の、
赤バッジ愛を語るシリーズ第3段です。
8月17日の投稿の最後で申し上げました通り、
ニコンZfでM型ライカへの思いをごまかすことにしました。
ご覧になっていない方は、
是非こちらもご覧いただけると嬉しいです。
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Zfは素晴らしいカメラで、この1週間満足して使っているのですが、
タイトルの句でも詠みあげました通り
この出費によりM型ライカは更に遠退いてしまいました。
「持たざる者」、気持ちの再整理
赤バッジはまだ夢の彼方ですが、カメラ好きとしてはライカへの憧れは消えません。そこでまず考えたのは、「ボディーより先にレンズから楽しもう」ということ。M型ライカのレンズなら、ボディーがなくても撮影の世界を少しずつ味わえます。
僕が求めるのは、常に付けていて快適なレンズ。ボケ量はそれほど必要なく、開放F1.8〜2で十分。重く大きいレンズは日常使いに不向きなので、コンパクトで万能型が理想です。この条件で自然に候補に上がるのがズミクロンM 50mm F2です。明るすぎず、日常スナップからポートレートまで使える万能性が魅力です。
焦点距離はもともと50mm一択でしたが、最近はもう少し広くてもいいかなと考えることも。50mmだと窮屈に感じることがある場面もあります。例えば、街角のスナップで人物と背景を一緒に収めたいときや、小さな店内の情景を撮るときなど、少し余裕のある画角があると便利です。しかし35mmは広すぎて散漫になりやすく、価格も跳ね上がります。結局、50mmの安心感と35mmの開放感の間で悩みつつ、50mmを基本に考えています。
ここで問題になるのが、ズミクロンのどの世代を選ぶかです。50mm F2には、1950年代の初期型から現行の第4世代まで存在します。
- 1st・2nd世代(1950〜70年代)
柔らかくクラシカルな描写で味がありますが、光学的には現代の基準で見ると周辺収差や色収差が残ることがあります。コレクター向きで、趣味として楽しむには魅力的ですが、日常使いとしては少し不安があります。 - 3rd世代(1990年代〜2000年代前半)
旧型を改良した設計で、解像力やコントラストが安定しています。中心部の描写は良好で、デジタルセンサーでも十分使えますが、ハイライトの粘りや光の滑らかさは現行型に一歩譲ります。中古市場で状態の良い個体も見つかりますが、個体差が大きいので慎重な選定が必要です。 - 4th世代(現行型、2006年〜)
最新光学設計を採用しており、収差補正やコーティングも改良済み。中心から周辺まで安定した描写で、光の滲みやハイライトの粘りも滑らかです。M型現行ボディーとの相性も最適で、常用レンズとして最も安心です。
3rd世代は中古で手に入る分、価格は抑えられますが、日常使いの安心感や描写の滑らかさでは4th世代に軍配が上がります。僕は、日々のスナップやポートレートで「迷わず付けっぱなしにできるレンズ」を求めているので、ここは4th世代を選ぶのが自然だと思いました。
おわりに
結局、赤バッジはまだ遠いけれど、レンズ選びだけでも十分に楽しめます。50mmの安定感と描写の滑らかさを求め、常用レンズとしてズミクロンM 50mm F2の4th世代を手に入れたい。
現実的には、すぐに手が届くものではありません。これからは粛々と貯金を重ね、いつの日か手に入れるその日を楽しみに待つ――そんな気持ちで日々の撮影に向き合っていきます。
最後までお付き合いいただき、どうもありがとうございました。

コメント
最近、こちらのサイトを参考にさせてもらってzfcで写真に戻った者です。
子供の頃からニコンEMを使い、そしてF3、ライカM6を使っていました。デジタルが当たり前になった頃、写真の趣味から離れてしまい、コンデジしか使っていませんでした。
ライカの21mmと90mmを下取りにzfcがやってきました。僕にとってはライカよりもニコンにときめきがあり、比べに比べてzfcを選んだもののzfが気になってしかたがありません。
ライカのデジタルは手の出る値段じゃありませんし、故障したら簡単にうん十万円の修理費ですから、やはりニコンが正解だと思います。
憧れって子供の頃の想いな気がするので、僕はニコンが上なのですが、難しいですよね?ライカのフィルムカメラを手に入れるのはどうでしょうか?
takumi様、コメントありがとうございます。励みになります。長くフィルムで撮られていたのですね。私も挑戦してみたいのですが、フィルム価格の高騰でなかなか思い切れず、ずっとデジタルの世界に留まっています。また、ライカのフィルムという選択肢は考えておりませんでした。正に「目から鱗」です。しばらくはZfcとZfを使い続けていきますが、「いつかの夢」の選択肢ととして、ライカのフィルムを記憶しておきます。素敵なコメントありがとうございました。