発売から4年、今なお色褪せることのない “ニコン Zfc” の魅力をお伝えします

カメラ

ニコンZfcの発売は2021年7月23日です。
記事を書いている時点で、
まもなく4年になります。
何を今更と思われるかもしれませんが、
今回はこのカメラについて触れたいと思います。


現在、ミラーレスカメラの市場では、
Zfcの“兄貴分”であるフルサイズ機「Zf」や、
性能バランスに優れた「Z5II」が話題の中心です。

Zfcはすっかり“過去のモデル”と思われがちですが、
このカメラには、今こそ改めて伝えたい魅力があるのです。


クラシックな見た目。
手に取るだけで気持ちが上がるデザイン。

それでいて驚くほどコンパクトで、軽快、
日常にも旅先にも、気軽に連れていける機動力。

そして、シャッターを切るたびに感じる「撮ること自体の喜び」。
派手さはなくともニコン品質故の確かな描写。
そこには素直で、誠実で、そして確かな絵心が感じられます。
Zfcは、そんなカメラです。


最新機種の性能やスペックに目を奪われがちな今だからこそ、
このカメラが持つ“楽しさ”や“愛着”という価値を見つめ直していただきたく、
本記事にその思いをまとめました。

※本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。ご了承ください。

Zfcの魅力

製品仕様

Zfcの主な製品仕様を下表にまとめました。比較品は同じAPS-Cセンサーを積んだニコン最新機種Z 50Ⅱとしました。

機種Zfc
(当該品)
Z50Ⅱ
(比較品)
マウントニコン Zマウント
画像処理エンジンEXPEED6EXPEED7
センサー
(撮像素子)
APS-C
( 23.5 × 15.7 mm )
CMOS
総画素数2,151万 画素
有効画素数2,088万 画素
撮影感度ISO:100〜51,200
連写性能11 コマ/秒
シャッタースピード1/4,000 〜 30 秒
ファインダー倍率:1.02倍
モニター3型 (インチ)
104万 ドット
バリアングル
3.2型 (インチ)

バッテリーEN-EL25
記録メディア
スロット
SD / SDHC / SDXC
シングルスロット
サイズ134.5 × 93.5 × 43.5 mm127 × 96.8 × 66.5 mm
重量
(バッテリー、記録メディア含む)
445g550g
カラーバリエーションブラック / シルバーブラックのみ
発売日2021年7月2024年11月
新品価格
(ボディーのみ)
104,380円〜12,8000円〜
中古価格
(ボディーのみ)
74,907円〜11,0000円〜
※上記は記事作成時の情報です。念の為、公式HP等で最新情報をご確認下さい。
※当該品が比較品よりも優れる項目を青字で、劣る項目を赤字で記載しています。

こうして見ると、画像処理エンジンがひと世代古いことと、モニターサイズが僅かにちいさいことに目をつぶれば、重量は100g以上軽く、新品価格は2万円以上安く、中古価格3万5千円以上安く、かなりお買い得だということが分かりますね。

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とはいえ、Zfcの本当の魅力はスペックやコストパフォーマンスではなく、やはりデザインです。では早速見ていきましょう。

デザイン

Zfcの魅力を語るうえで、まず外せないのがその“顔”ともいえるデザインです。
見た瞬間、心がふっと過去へと引き戻されるような、
それは単なる“レトロ調”ではなく、
ニコンの伝統をまとった本物のヘリテージデザインです。

モチーフとなっているのは、かつて多くの人々に愛された名機「ニコンFM2」です。
角ばったシルエット、
メカニカルなダイヤル、
そして金属感のある質感。
まさにクラシックでアイコニックな造形美が、
Zfcには宿っています。

いかがでしょう、この佇まい。

侘び寂びすら感じられるようではありませんか。

持ったときの手のなじみ方や、
ダイヤルを指先で操作する感覚には、
『かつてのフィルムカメラを思わせる “アナログ感”
が漂います。
この手応えが、撮影の行為そのものをより“味わい深い時間”に変えてくれるのです。

デジタルカメラでありながら、
アナログカメラの“心”をしっかり受け継いでいるZfc。

スペックではなく、
感性で選びたくなる一台だと感じています。
こうしたカメラが、今も現役で販売されていることが、何より嬉しいです。

作りの良さが、撮り手の感性を刺激する

ISO感度はアルミ削り出しで、
高い質感を感じとれます。

側面には精巧なローレット加工が施されている為、
操作時に滑りにくく、しっかりと引っかかってくれます。

数字はプリントではなくしっかりと刻印されていて、
長く使っても消えにくい安心感があります。

回すたびに感じる「カチッ」というクリック感が心地よく、
機械式のフィルムカメラのような味わいを感じさせてくれます。

このダイヤル一つをとっても、
ニコン開発陣のZfcへの“本気度”が感じられるのです。

写真の右上に見える前面ダイヤルは、安価なカメラにありがちなフニャッとした推し心地ではなく、
しっかりとした剛性があり、撮り手に安心感を与えてくれます。

ISO感度の他にも、
シャッタースピードと露出をコントロールする為のダイヤルがあり、
いずれもアルミ削り出しです。

これらひとつひとつの手触りがよく、
触って愛でているだけでも時が経つのを忘れてしまうほどです。

デザインのみならず、使い勝手もよい

クラシックなデザインゆえに、『操作が難しそう』と感じ、
少し躊躇される方もいらっしゃるかもしれません。

これは、一般的なモードダイヤルを備えたカメラとは一線を画す操作系ですが、
実はとても直感的で扱いやすいのです。

上面には、絞り値を表示する小さな液晶窓があり、
これを見れば一目で設定値が分かります。

ISO感度・シャッタースピード・絞りという“光の三要素”を、
ダイヤルと小窓で上から俯瞰できる構造は、むしろとても合理的なのです。

見た目のレトロさに反して、
実は撮るための本質的な情報が瞬時に把握できるように設計されているのです。

Zfcは、自由に角度を変えられるバリアングルモニターを搭載しています。

自撮りやローアングル、頭上からの撮影にも便利です。

初心者やライトユーザーの方々も感覚的に使いやすく、
撮影の幅が自然と広がるのではないでしょうか。

バリアングルモニターのもうひとつの魅力は、
パタンとひっくり返して閉じたときの美しさです。

これはもはやフィルムカメラの佇まいです。
前面に施された革調のシボ加工がまた素敵なんです。

ただ便利なだけではなく、
感性に響く何かがここにもあるのです。

気になるところ

① 背面と底面の質感が若干低い。
記録メディアシングルスロット
③ 純正レンズが似合わない。

まずは①背面と底面質感が低いについてです。
下の写真をご覧ください。

背面と底面はプラスチック製です。
故に、手に取るとやや軽いと感じられるかと思います。

ただこれは、上位モデルであるフルサイズ機「Zf」でも同様の仕様。
金属素材にすれば確かに高級感は増しますが、
そのぶん重量やコストも上がってしまうため、
ここはトレードオフとして受け入れるしかないでしょう。

但し、プラスチックだからといって、
剛性が低いとか、壊れやすそう
という印象は全くありません。

むしろ実用面では十分な安心感があります。

次に②記録メディアシングルスロット』であることついてです。

これを懸念点に挙げる方もいらっしゃいますが、
私自身は用途と設計思想を考えれば十分に納得できる仕様だと感じています。

Zfcは日常や旅先での撮影を気軽に楽しむためのエントリー機です。
高い信頼性が求められるプロユースとは明確に目的が異なるため、
必ずしもデュアルスロットである必要はないと思います。

また、本体のコンパクトさを維持するためには、
構造上どうしても省スペース化とのトレードオフが求められる部分でもあります。

実際、ニコン最新機種のZ50Ⅱもシングルスロットですし、
他社製品に目を向けると、
20万円前後のの富士フイルム「X-T50」や
25万円以上の「X-E5」もシングルスロットです。

信頼性の高いカードを使えば、
十分に安心して使えるかと思います。

最後に③『純正レンズが似合わない』についてです。

下の写真をご覧下さい。

いかがでしょうか。。。

何ともバランスが悪く、しっくりきません。

組み合わせたレンズはNIKKOR Z 50mm f/1.8 Sです。

キットレンズを卒業し、最初の単焦点レンズの購入を検討する時に、
真っ先に候補に挙がるのではないでしょうか。

他に明るい単焦点レンズとして、
NIKKOR Z 35mm f/1.8 S、
NIKKOR Z 85mm f/1.8 S、
NIKKOR Z 35mm f/1.4、
NIKKOR Z 50mm f/1.4、
もありますが、
いずれもサイズ感は近くなります。

フルサイズ対応のレンズなので、
仕方ないと言えば仕方ないのですが、
『コレジャナイ感』がハンパないです。。。

一方、超大型レンズのNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sまでくると、
レンズとボディーのアンバランス感も清々しいレベルに達し、
『逆にありなのでは!?』と感じられるので不思議です。

『カメラにレンズがくっつている』
というより、
『レンズのおまけでカメラもついてる』
という感じですね。

質実剛健で悪なく見えなくもないのですが、
このレンズは25万円以上します。

私は仕事で必要ですので無理して買いましたが、
趣味でカメラ・写真を楽しむ範囲ではなかなか難しい額です。

では一体どうすればいいのでしょう。。。

そんな方々にオススメしたいのが、
コシナが販売しているNOKTON D35mm F1.2 (Zマウント用)というレンズです。

見てください、この佇まい。

完璧な親和性です。

それもそのはず、
コシナがZfcの為に開発したAPS-C専用レンズなのです。

オールドニッコールレンズを彷彿とさせるクラシカルなデザイン、
金属故の質感、
にも関わらずコンパクトさ、
正に完璧です。

不思議なことに、このレンズをつけるとカメラとの一体感も増し、
そのカタマリ感故に、
前述しました背面と底面のプラスチック感も気にならなくなるのです。

価格も新品で7万円強、中古なら5万円強で、
なかなかお買い求めやすいかと思います。

このレンズにつていはまた、
別記事で詳細お伝えするつもりです。

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作例

以下、ニコンZfcで撮った写真です。

NIKKOR Z 28mm f/2.8 SEとの組み合わせ

キットレンズにもなっているNIKKOR Z 28mm f/2.8 SEをつけて撮りました。いかがでしょう。絞りは開放の2.8ですので、ふんわりと柔らかい描写になりました。色のりも綺麗です。

NIKKOR Z 50mm f/1.8 Sとの組み合わせ (f:2.2, シャッタースピード:1/1,000秒、 ISO感度:100)

単焦点レンズの定番50mm. f1.8をつけて撮りました。レンガの質感がしっかりと表現されています。レンズ性能に起因する部分が大きいかもしれませんが、空も白飛びせず粘っています。

NIKKOR Z 85mm f/1.8 Sとの組み合わせ (f:2.5, シャッタースピード:1/40, ISO感度:1600)

望遠レンズNIKKOR Z 85mm f/1.8 Sをつけて撮りました。若干、露出オーバーではありますが、クセのない素直な描写です。このレンズと組み合わせた場合、オートフォーカスも非常に早く、細かく動き回るインコにピントを合わせるのも、それほど苦にはなりませんでした。これもレンズ性能による部分が大きいかと思いますが、ボケがまろやかで非常に美しいですね。

コシナ Voigtlander NOKTON D35mm f1.2との組み合わせ (絞り:1.2, シャッタースピード:1/125, ISO感度:400)

こちらはワタシのイチ推しレンズ、Voigtlander NOKTON D35mm f1.2をつけて撮りました。絞りは開放のf1.2です。ピント面はシャープで、そこからなだらかにボケていきます。前ボケも後ボケもクセがなく、扱いやすい印象です。

ASAHI PENTAX Super-Takumar 55mm f1.8との組み合わせ

オールドレンズとの相性もピッタリです。こちらマウントアダプター経由で、みんな大好きスーパータクマーをつけて撮りました。

ASAHI PENTAX Super-Takumar 55mm f1.8との組み合わせ

モノクロも雰囲気が出ていいですね。f1.8と非常に明るレンズですので、室内や夕暮れ時など、多少暗い環境下でもシャッタースピードをかせぐことができ、手ブレ補正機能がないZfcには非常にありがたいことです。

コシナ Voigtlander NOKTON D35mm f1.2との組み合わせ (f:4, シャッタースピード:1/30秒、 ISO感度:500)

この程度であれば、手持ちで夜景撮影も可能です。この写真は、感度を上げつつ露出は低めに設定し、シャッタースピードをかせぐような設定にしました。そしてRAW現像時にノイズを除去、明るさを戻し、彩度を上げて仕上げました。

尚、最後の夜景を除き、その他の写真は全てJPEG撮って出しです。

参考

Zfc以外に記事内で紹介したものを中心に、
関係する製品のリンクを以下に貼っておきます。

気になるものがあれば、ぜひチェックしてみてくださいね。

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また、今回Zfcの比較品として取り上げました、ニコンの最新ミラーレス機Z50Ⅱはこちらです。上から順に、ボデイー単体、便利ズームキット、ダブルズームキットとなっております。

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まとめ

① クラシックでアイコニックなデザインが所有欲を満たす。
② 操作系は直感的で、見た目以上に使いやすい。
③ バリアングルモニターで撮影の自由度が高い。
④ 軽量・コンパクトで日常にも旅にもぴったり。
⑤ エントリーから上級者のサブ機まで、幅広く活躍する1台。

この記事を通じて、Zfcの魅力が少しでも伝われば嬉しいです。

そして、もし読んでくださった方の中に、
Zfcが気になる、使ってみたいと思ってくれる人がいたら
それほど嬉しいことはありません。

Zfc仲間が、ひとりでも増えたら嬉しいです。

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