取り巻く環境の変化
最近、写真との向き合い方が大きく変わってきました。 きっかけは、負傷や加齢による体力・気力の低下です。それに加えて、娘が成長して家族を撮る機会が減ったことで、以前よりも「自分が撮りたいもの」を撮る時間が増えました。
これまでは(特に娘撮りで)、「どんなシーンも完璧に撮れる」ことを目指し、大きくて重い純正ズームレンズを揃えていました。しかし今は、無理をしてまで持ち出す装備よりも、もっと気軽に持ち運べるコンパクトな機材に惹かれています。記録中心の撮影から、「一枚一枚にじっくり向き合う」スタイルへと自然にシフトしたのだと思います。
マニュアルフォーカスの魅力
撮影スタイルが変わったことで、撮る枚数よりも「一枚の写真を大切に撮る」ことに価値を見出すようになりました。 その中で特に魅力を感じているのが、マニュアルフォーカス(MF)の単焦点レンズです。ピントを合わせる動作や、収差を含んだレンズの個性的な描写を楽しみながら、写真と向き合う時間を大切にしたい。そんな気持ちになっています。
純正レンズの完璧な写りも素晴らしいですが、なぜか「SIGMA fp」や「古いSuper-Takumar」で撮った写真に惹かれることが増えました。完璧すぎる写りよりも、どこかに『「癖」や「味わい」がある方が、自分の表現にフィットする』と感じています。
そのあたりの心境については、こちらの記事にまとめておりますので、ご覧いただければ幸いです。
入れ替えた機材
この1ヶ月、自分の直感に従い、以下の機材の入れ替えをしました。
購入したレンズと機材
ニコンZとライカL(シグマ fp)のダブルマウント体制を活かすため、両方で使えるようにヘリコイド付きのマウントアダプターと、気になるVoigtländerのレンズを一気に試せるラインナップを揃えました。
- Voigtländer NOKTON Classic 35mm F1.4 Ⅱ MC : 57,393円
- Voigtländer HELIAR 40mm F2.8 Aspherical : 53,300円
- Voigtländer NOKTON 50mm F1.2 Aspherical Ⅱ : 118,800円
- Voigtlander APO-LANTHAR 50mm F3.5 : 97,920円
- マウントアダプター、フィルターなど : 64,610円
合計 : 392,023円




売却したレンズ
使用頻度が減ったレンズや、自分の表現に合わないと感じたレンズを手放すことにしました。
- Voigtländer NOKTON Classic 35mm F1.4 Ⅱ MC : 40,000円
購入したばかりですが、予想以上に癖が強く、使いこなすことが難しいと感じた為。 - SIGMA 90mm f2.8 DG DN : 36,000円
手ぶれ補正機構のないfpで使いこなすことが難しく、
中望遠域は、Z6II + NIKKOR Z 85mm f/1.8 Sに任せるべきと考えた為。 - Voigtländer NOKTON D35mm F1.2 : 40,000円
本レンズはAPS-C専用。
ラインナップをフルサイズ対応レンズで揃えたかった為 - NIKKOR Z 14-30mm f4 S : 97,000円
使用頻度が非常に低く、眠らせておくのがかわいそうだと感じた為。
合計:213,000円



どれも素晴らしいレンズでしたが、「今の自分のスタイルに合うかどうか」で判断しました。結果的に大きな出費の部分的な穴埋めにもなり、気分もすっきりしました。
理想のラインナップを探す旅
実際に試してみて、適度な癖を持つレンズが今の自分にはぴったりだと気づきました。 例えば、Voigtländer NOKTON Classic 35mm F1.4 Ⅱ MCは、クラシカルな描写は面白いものの、自分の使い方には合わず、手放すことにしました。代わりにCOLOR-SKOPAR 35mm F3.5の導入を考えています。小型で素直な写りながら、絞り開放では柔らかく、絞るとシャープになる。その適度な個性が理想的だと感じています。
この購入と売却を繰り返す旅を通して、自分にとって心地よい撮影スタイルが見えてきました。 完璧な純正ズームレンズよりも、「癖のある単焦点レンズでじっくり向き合う方が楽しい」、「レンズの描写や質感が、撮影者の感性に寄り添い、創作意欲を後押ししてくれる大切な要素なのだ」、と改めて感じました。
これからも焦らず、無理せず、自分の感性に正直に、理想のラインナップを探し続けていきたいです。最終的には、標準ズーム1本と単焦点レンズ3本程度に絞り込めたら、と考えています。

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