好みの写真、その理由を言語化.2

マインド

はじめに

前回、好きだと感じる写真について「なぜ好きなのか」を言葉にしてみた。少し立ち止まって考えてみると、自分がどこに惹かれているのかが見えてくる。

今回も同じように、自分の「好き」をもう少し掘り下げてみたい。前回は赤や緑といった分かりやすい色が中心だったが、今回はもう少し淡く、やわらかい色の中にある好みについて考えてみる。

サンプル写真 淡い紫の紫陽花

この写真にも、自分の好みがよく表れていると感じる。まず惹かれるのは、この淡い青と白のバランスだ。青は強く主張せず、わずかに紫を含んだやわらかいトーンで、全体に静けさを与えている。一方で中心に近い部分には、ほんのりとした黄緑があり、そのわずかな色の差故に、単調さを感じさせない。

全体として明るい写真ではあるけれど、軽いわけではない。ハイライトは柔らかく保たれていて、白が飛びきらず、きちんと階調が残っている。そのおかげで、淡い色の中にも密度があり、見ていて落ち着く。いわゆるパステル調に寄りすぎず、淡い中にも少しの深みを感じる。

また、背景の緑も重要な役割を果たしている。主張は控えめでありながら、全体を引き締め、花のやわらかさを支えている。この関係性があることで、画面全体に統一感が生まれている。

自分はどうやら、強いコントラストや派手な色よりも、こうしたやわらかい階調の中にあるわずかな色の差や、トーンのつながりに惹かれるようだ。この写真は、その感覚を素直に表している一枚だと思う。

おわりに

今回も写真を手がかりに、自分の「好き」を少しずつ言葉にすることができた。まだ断片的ではあるものの、こうして整理していくことで、これまで感覚で捉えていたものに輪郭が生まれてきていると感じる。

しばらくこの思考ルーティーンを続けながら、自分なりの視点や感性を養っていきたい。

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